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【マッサージベッド徹底比較】ノマド・アースライト・フォンタナ・高田ベッド・セブンエステ 

    
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【マッサージベッド徹底比較】ノマド・アースライト・フォンタナ・高田ベッド...

整体やもみほぐし、エステ等の施術にはマッサージベッドが必須です。
ネットで検索をしてみたものの、色々ありぎて結局どれがいいのかわからない!
とお悩みの方も多いのではないでしょうか?

マッサージベッドって沢山ありすぎて迷いますね

オオイシ
オオイシ

僕は整体の仕事を始めてから様々なベッドを使用してきました

今回は僕がこれまでに実際に使用した事のあるベッドについて比較をしていきたいと思います。
これから整体やマッサージで独立開業をする方の参考になれば嬉しいです。

マッサージベッドの種類と選び方

マッサージベッドの写真

マッサージベッドには大きく分けて据え置きタイプ折りたたみタイプがあります。
据え置きタイプは頑丈に出来ているので安定していますが、訪問等で持ち出す事は出来ません。
逆にポータブルな折りたたみタイプは折りたたみが出来るのでサロンなどの店舗以外にもお客様のご自宅やホテルへの持ち出しが出来ますが、据え置きタイプに比べると堅牢性は劣ってしまいます。

チェックポイント

・高さ
・幅
・長さ

ベッドの種類によってベッドの長さや幅や高さも選ぶ事が出来ます。
高さについてはアロママッサージなどの流す手技は高めの方がやりやすく、指圧やマッサージなどの圧を垂直に入れる手技は低い方がやりやすいと言われています。

幅についてはどの手技においてもお客様との距離が近くなる狭い方がやりやすくなると言われていて、特にカイロプラクティックなどの矯正技術で使用するカイロベッドはベッド幅が狭く設定されているものが多いです。
施術者が楽に施術は出来るのですが、受け手となるお客様は若干窮屈感を覚えるかもしれません。
僕のサロンの場合はリラックスして眠れるように敢えて幅広のベッドを使っています。

長さについてはお客様の身長によりますが、足が出てしまうと良くないので基本的には長さのあるベッドが良いでしょう。

マッサージベッド比較表

比較するベッドメーカー

・高田ベッド
・セブンビューティ
・ノマドベッド(NOMAD)
・フォンタナ
・アースライト

丈夫さ寝心地長さ高さクッション厚価格
アースライト
ニュースピリット
折り畳み185.42cm
約71cm〜約81cm約48.2cm~約83.8cm
(10段階)
約7.62cm
三層構造
89,600円〜
フォンタナ
べネチアスポーツ
折り畳み182cm75cm約45cm-65cm
(7段階)
7.5cm
三層構造
63,800円
高田ベッド据え置き180cm50〜70cm40cm〜60cm2cm39,000円〜

セブンビューティー
据え置き190cm70cm50〜65cm6cm18,590円

NOMADベッド
SUMO
折り畳み182cm71cm55.5〜81cm
(11段階)
5.5cm
二層構造

アースライト スピリット

アースライトマッサージベッド
折り畳み
丈夫さ
寝心地
長さ185.42cm
約71cm〜約81cm
高さ約48.2cm~約83.8cm
(10段階)
クッション厚約7.62cm
三層構造
価格89,600円〜

今現在使っているのがアースライトのスピリットというマッサージベッドです。
アースライトはアメリカのマッサージベッドメーカーで折り畳み出来るポータブルマッサージテーブル(海外ではマッサージテーブルと言うようです)世界シェアNo.1のメーカーです。

スピリットはアースライトのマッサージベッドの中でもグレードが高く、強度・クッション性が抜群に良いです。
71cmからと幅広いのが特徴で、ゆったりリラックスして施術を受けていただく事が出来ます。
ベッドの角が丸くなっているので移動の際にもぶつけたりしにくくなっています。
高さは通常は約58cmからなのですが、ローベッドオプションを追加すると約48cmからとなるので垂直圧の手技にも利用出来ます。

オオイシ
オオイシ

僕のサロンではこのローベッド仕様を使っています。

アースライトはフェイスクッションが自慢で、当サロンでは最上級のカレスフェイスクレドルというものを使っています。

カレスフェイスクレドルはフェイスクッションの土台部分が8つのペダルから出来ており、顔にかかる圧を分散してくれるのでお客様の負担も少なくなっています。
フェイスクッション自体も低反発でソフトな使用感なので快適に受けていただく事が出来ます。

丈夫さについてはまだ使い始めて1年弱なので◯としていますが、今のところはヘタレも全くなく問題なく使えています。

フォンタナ ベネチアスポーツ

ベネチアマッサージベッド
折り畳み
丈夫さ
寝心地
長さ182cm
75cm
高さ約45cm-65cm
(7段階)
クッション厚7.5cm
三層構造
価格63,800円

フォンタナはアースライトやインナーストレングのマッサージベッドを取扱っていた株式会社セイヨーのマッサージベッドブランドです。

ベネチアスポーツはフォンタナの折り畳みベッドの中でも最高級となるベネチアのロータイプバージョンです。
スピリットと同じようにラウンドコーナー仕様なので移動の際にぶつかりにくいです。
幅、長さも広々としているのでリラックスして受けていただけます。

シフォンクッションと呼ばれる柔らかいクッションは気持ちが良く、寝心地は最高です。
柔らかいので指圧系の手技で使う時には少し工夫が必要かもしれません。

シフォンクッションの写真
画像引用:フォンタナ公式HP

スピリットはフェイスクッションや手置き部分が全て別売り(セット販売もあり)なのですが、ベネチアスポーツはフェイスクッションが同梱されているのでコスパは非常に良いです。
また、外付け以外にもベッドにフェイスクッションを埋め込む事も出来るので施術の幅が広いです。

オオイシ
オオイシ

お客様の寝心地を重視するならコスパも良くオススメです。

ベネチアスポーツで残念なのは丈夫さです。
僕のサロンでは3年程使っていて、そのうち1年はほとんど使っていなかったので実質2年でフェイスクッションが破れ2度交換、ベッド自体も傷みが出てきてスピリットに切り替えました。
丈夫さには少し注意が必要かもしれません。

高田ベッド

高田ベッドマッサージベッド
据え置き
丈夫さ
寝心地
長さ180cm
50〜70cm
高さ40cm〜60cm
クッション厚2cm
価格39,000円

高田ベッドは整骨院や病院の医療機関でも良く使われているマッサージベッドです。
今回は独立前の務めていた頃のサロンで使っていたタイプを例にしていますが、高田ベッドは折り畳みのポータブルタイプやカイロベッドなど幅広くあります。

オオイシ
オオイシ

高田ベッドは有名で使っている施術院も非常に多いです

どのタイプにも共通しているのがクッション厚が薄い物が多く、幅も70cmくらいまでなので寝心地を優先するならあまり向いていません。

丈夫さはさすが高田ベッドと言ったところで、6年弱勤めていて自分が入る前から使っていたはずですが、傷んだりしたのを見たことがないくらいです。

寝心地よりも施術の結果や効きを重視する場合は高田ベッドはとてもオススメです。
高田ベッドは基本受注生産なので注文してから届くまでに若干時間がかかるのでその点はご注意ください。

セブンビューティ

セブンビューティマッサージベッド
据え置き
丈夫さ
寝心地
長さ190cm
70cm
高さ50〜65cm
クッション厚6cm
価格18,590円

開業当時に使っていたのがセブンビューティ(旧セブンエステ)のベッドでした。
セブンビューティーはお手頃な価格でエステやネイル、リラクゼーション、治療院等の備品を通信販売しているショップです。
サロン関係のお仕事の方は一度はお世話になった事があるかもしれませんね。

2014年当時はもう少し値段が安く15000円くらいだった気がしますが時代の流れか値上げされているようですね。
今でこそベッド1台の小さなサロンでやってますが、開業当時はベッドは2台必要だと思っていたので値段重視でセブンエステのベッドを使っていました。

オオイシ
オオイシ

魅力はなんと言ってもこの値段です!
高くなったとは言え2台買っても今回紹介している他のベッドよりも安いです!

クッションが硬く、正直寝心地は良くないですが意外とすぐに破れたりはしないので数年は使えます。
自宅用にセブンエステの折り畳みベッドも持っていますが、こちらも意外と丈夫です。
軽いのでベッドごと動いてしまうので使用の際には脚の下に何かを敷いた方が良いですね。

NOMADベッド SUMO

NOMADベッド マッサージベッド
折り畳み
丈夫さ
寝心地
長さ182cm
71cm
高さ55.5〜81cm
(11段階)
クッション厚5.5cm
二層構造
価格

NOMADは「 道具に強いこだわりを持つ、違いのわかるセラピストが最後にたどり着く究極のマッサージベッド」と言われているカナダのマッサージテーブルメーカーで少数精鋭の職人が1つ1つ心を込めて制作しています。

セブンエステのベッドだと長時間の仰向けが痛いというお客様の声から寝心地を重視してNOMADに変えました。
アースライトとフォンタナの中間くらいの柔らかさでうつ伏せ時にバストクッション不要の吸い込まれるような感触が特徴です。

オオイシ
オオイシ

NOMAD独特の手置きは安定感が抜群で今でも恋しくなってしまいます。

高さが55.5cmからと、自分の手技では少し高かったために当時併用していたフォンタナをメインにした際に手放したのですが、フォンタナが傷んだ際に調べた時には購入当時はなかったロータイプが出ていました。
正規代理店に問い合わせた際に残念ながらメーカー自体が活動休止中でいつ復活するかもわからないとのことで結局アースライトを採用しました。

調べてみたところ、日本で唯一の正規代理店がやっていたNOMADの日本語のウェブサイトもなくなっているようです。
カナダのサイトも見つける事が出来なかったのでもしかしたら解散してしまったのかもしれません。

何も情報がなかったので当時僕が持っていたモデルのスペックとなりますが、NOMADも色々な種類がありこのSUMOは最もランクの低いもので約8万円くらいでしたが、ランクの高いものは20万円前後だったと思います

今となってはなかなかお目にかかる事が出来ない希少なNOMADですが、どこかで見かける事があったらぜひお試しいただきたいと思います。

まとめ

僕がこれまで使ってきたベッドの比較をしてみました。
各ベッドには特徴があり、使用目的や好みによってオススメは変わってきますが、重要なのは自身の施術スタイルやサロンのコンセプトに合ったベッドを選ぶことです。

良いベッドの選定はお客様の満足度や施術者の快適性に直結するため、慎重に検討することが大切です。
皆さんが理想的なベッドを見つけ、素晴らしい施術を提供できることを願っています。

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