サロン経営者が知っておくべき「確定申告の受信通知」とは?
個人事業主にとって確定申告の時期はサロン業務以外に追われてしまうとてもつらい時期ですよね。
ここ数年で青色申告の65万円控除がe-Taxからの申告のみとなり、e-Taxを利用するサロンオーナーさんも増えている事と思いますが、ここで 意外と見落としがちなのが「受信通知」です。
この受信通知を適切に管理していないと、融資申請や補助金申請時に不利になる可能性があります。
『受信通知』ってなに?
通常、税務署に直接確定申告書を提出すると、受付印(税務署の受領スタンプ)を押してもらえます。
これが「確定申告をした証明」になります。
しかし、e-Taxで申告を行った場合、受付印がありません。
その代わりにになるのが『受信通知』というものです。

受信通知が必要になるシーン
サロン経営をしていると、以下のような場面で確定申告の証明が必要になることがあります。
- 融資を申し込むとき
- 住宅ローンや賃貸契約を結ぶとき
- 補助金・助成金の申請をする場合
こうしたケースでは、「受付印のある確定申告書」が必要とされることが多いのですが、e-Taxの場合は受信通知がその代わりとなります。
受信通知の確認・保存方法
受信通知は、確定申告が完了しても自動でメール通知が来るわけはありません。
国税庁のe-TaxのHPにログインをして受信通知の欄でのみ確認が出来ます。
この受信通知をPDFなどに保存をしておく必要があります。
確定申告書や決算書の控えを印刷する際に受信通知も印刷して一緒に保存をしておくといざ必要な時にあたふたする心配はありません。
サロン経営では財務管理も重要!
サロン運営では、施術や接客、集客だけでなく、財務管理のスキルも必要です。
特に個人経営のサロンでは、確定申告の正しい知識を持つことで税務上のトラブルを回避し、スムーズに事業を展開できます。
また、確定申告書の控えや受信通知をしっかり管理することで、スピーディーに融資を受けられたり、補助金の申請がスムーズに進んだりするメリットがあります。
まとめ
・e-Taxでの申告には受付印がつかないので「受信通知」が必要
・受信通知はe-Taxにログインしないと取得できない
・融資・補助金申請・収入証明の際に必須になる
・PDFで保存し、確定申告書の控えと一緒に管理しておく
サロン経営を安定させるためにも、税務関係の書類は適切に管理しましょう。
確定申告をした後は、「受信通知をダウンロードして保存する」までがワンセットです!