
『最近、ホットペッパーからの集客が少ないなぁ…他のサイトってどうなんだろ??』
と思ったことはありませんか?
僕は過去にホットペッパービューティ以外に
- 楽天ビューティ
- EPARK
- エキテン(有料会員)
などのポータルサイトに掲載をした事があります。
ポータルサイトとは『ホットペッパー』や『じゃらん』などのように色々なサロンやホテルの情報が掲載されているサイトの事を言います。
ホットペッパーのように直接予約が出来るサイトも沢山あります。
僕が掲載していたのは数年前になりますが、SNS等を見ていると現在も状況はあまり変わらないようですので実際に使ってみた感想と集客効果についてシェアしたいと思います。
まず、結論ですが
集客効果はホットペッパーが1番良いです。それも群を抜いて。
集客数だけを考えるならホットペッパー一択です。
実際の集客はそこまで必要ではないけど、掲載料かかる事が懸念点だとすると他のポータルサイトを視野に入れてみてもいいかもしれません。
毎月の掲載料や利用しているユーザー層に特徴がありますのでそれぞれのメリット・デメリットについてまとめていきます。
ホットペッパービューティ

ホットペッパーのメリット
冒頭でもお伝えした通り、集客がある程度必要なのであればホットペッパーが1番優れています。
テレビCMも行われていて知名度も高く、WEB広告も積極的に行っているので、例えば『かたこり 地域名』などで検索された場合も広告枠の1番上に表示されるのでWEB検索からの導入が期待出来ますし、ホットペッパー自体にユーザーも多くいるのでサイト内検索からの流入も期待出来ます。
また、リクルートポイントを貯める・使う事も出来るためお得に利用する事が出来るのもポイントです。
ホットペッパーのデメリット
逆にポイントが使える事で「ただポイントを消化したい」場合など、お試しでご予約される場合もあり、リピートが出来にくい仕組みにはなってしまいますのでサロン側でリピート対策をしっかり行う必要があります。
また、ホットペッパーは掲載料という扱いになるので毎月固定で広告費がかかります。
プランによりますが、毎月4万円〜の広告費となるため1人サロンには大きな負担となります。
そして注意しなくてはならないのは基本的に1年契約になるという事。
つまり毎月4万円〜の広告費ではなくて1年間で48万円〜という事になります。
上手に使えば費用対効果が高い媒体ですが、集客効果が弱いサロンにとって重荷となってしまいます。
楽天ビューティ

楽天ビューティのメリット
楽天市場でおなじみの楽天が運営するサロン集客ポータルサイトが『楽天ビューティ』です。
楽天ビューティーのメリットはなんと言っても楽天ポイントが使える・貯まる事です。
楽天ポイントの付与率が上がるSPU(スーパーポイントアッププログラム)にも入っているので楽天経済圏を使ってポイ活しているユーザーの来店に繋がるメリットがあります。
そして、楽天ビューティは月々の掲載料は無料です。
実際、契約書には月額が書いているのですがキャンペーンが常に継続されていて掲載料がかかった事はありません。
課金の仕組みとしては送客に対しての成果報酬型となります。
僕の掲載時は通常15%でキャンペーン適用で10%になっていたと思います。
毎月の掲載料がかからないので広告費を抑えたい場合には良いでしょう。
楽天ビューティーのデメリット
ホットペッパーと同様にポイントが使える事が楽天ビューティのデメリットでもあります。
ポイントについてはホットペッパーよりも楽天の方が重要度が高いようで、『ポイントのために予約をする』ケースが多い印象です。
お客様に直接聞いた事なのですが、
「予約をしてお金を使っても戻ってくるポイントの方が大きい場合があるから実質タダ」になる事もあるようです。
予約の動機がポイント優先のためイベント的な予約になってしまい、単発で終わってしまう可能性が高い事がデメリットです。
あとはシンプルにホットペッパーよりも集客数が圧倒的に少ないです。
EPARK

EPARKのメリット
飲食店の順番待ちシステムなどで有名なEPARKが運営するサロンポータルサイトが『EPARKリラク&エステ』です。
これ以外にもビューティーや歯科などジャンルごとにポータルサイトがあります。
EPARKも楽天ビューティと同じく成果報酬型なので月の固定費がかからず予約が入った場合のみの支払いなので広告費を抑えたい場合に選択肢となるでしょう。
EPARKには顧客も多く、定期的にクーポンイベントをしているのでお得にご利用したいユーザーの予約が期待出来ます。
また、EPARKのネット予約システム『ピークマネージャー』はメニュー毎の予約可能時間の設定や曜日や時間限定メニューを表示するなど予約システムとして機能が優れているので、サロンボードの機能に不満がある方にはメリットとなります。
EPARKのデメリット
キャンペーンクーポンを頻繁に行っていて予約に繋がる事がメリットではあるのですが、サロン側からするとこれがデメリットでもあります。
僕が掲載していた時は「誕生月で半額クーポン」とか頻繁にやっていました。
割引分は後に振り込んでもらえるのですが、大きな割引が目当てとなってしまうのでサロンの固定客になるのは難しいところです。
サロン業はリピートビジネスですので、この点は大きなデメリットでした。
現在は昔ほど派手で大きなサービスはしていないようで、ここまでではないとしてもクーポン目当てが多くなってしまう印象です。
ホットペッパーのポイントとはまた違ったサービス展開がデメリットとなります。
エキテン

エキテンのメリット
エキテンは昔からある老舗サロンポータルサイトです。
僕がお店をオープンした当初は広告費をかけれるならホットペッパー、かけずにやりたいならエキテン、またはじっくり更新出来るならアメブロと言われていました。
Facebookもありましたが、集客に関してはほぼこれしか選択肢がなかったんです。
Instagramなどで集客の選択肢が増えた現代は個人サロンにとってはありがたい時代になりましたね。
エキテンのメリットはなんと言ってもSEOが強い事です。
特に整体やリラクゼーションにおいては『マッサージ 地域名』などで検索をすると大抵どの地域でもエキテンが上位表示されます。
検索からの自然流入においてはエキテンの強みでしょう。
(ただし、予約に繋がるかは別です。過去に暴力的にクチコミを増やす院が横行していたので、どうしてもそのような院が強くなってしまっています。)
エキテンは基本無料で掲載出来るので広告費を抑えたい場合にも掲載のメリットとなります。
エキテンには月額5500円の有料プランもあります。
有料会員になると、無料会員よりも上位表示されたりサイト内で露出が増えます。
ネット予約も使えるようになり、googleから直接予約を受け付ける事も出来るようになります。
EPARKや楽天ビューティのように成果報酬もかかりません。
エキテンネット予約はサロンボードに慣れていると、癖が強い印象ですが、慣れれば問題ないので集客よりもネット予約を使えれる事が目的だったら有料会員もありですね。
僕も試しに有料会員で掲載をしていた事がありますが、正直特に予約に繋がった事は少ないです^^;
過去にエキテン有料会員についての記事を書いているので参考にされてください。
エキテンのデメリット
ネット予約も使えて有料会員でも5500円で成果報酬もかからないのでエキテンに掲載する事自体には大きなデメリットはあまりありません。
しいて言うなら集客力が弱い事だけど、集客が必要ならホットペッパーにすれば良いので問題ないです。
それより問題なのが営業電話です…。
ホットペッパーもそうだけど、電話番号を掲載した途端に営業電話が鳴り続けます。
予約かな??と期待して出た時の営業電話だった時の絶望感と言ったらもう…
大きなデメリットだと僕は感じます。
まとめ
今回は、僕が実際に掲載をしてきたポータルサイトについてのメリット・デメリットを紹介しました。
ホットペッパービューティ
集客力があり認知力も強いが、毎月の掲載料がかさんでしまう。
客数が少なく集客が必要なら卒業までを想定して覚悟して契約をするのがオススメ
楽天ビューティー
良くも悪くも楽天ポイントユーザーの利用が多い。
固定費がかからないので楽天ユーザーが周辺に多い場合には集客力も期待出来る
EPARK
キャンペーンクーポン目当てのユーザーが多い。
とにかく集客した場合にはオススメだが、固定客化は難しい
エキテン
掲載費も無料、有料でも5500円なのでコストを少なくした人にはオススメ。
Googleから直接予約も出来るのでGoogleマップから集客をしたい場合には恩恵を受けれるかも
ただし、営業電話が鳴り響く。掲載当初はエキテンからも有料プランの営業がよくきます
他にもminimo(ミニモ)や美容室ならビューティパークもありますが、僕は掲載した事がないため今回は触れていません。
サイト掲載の目的や予算であなたにあったポータルサイトを選んでみてください!