田舎で高単価サロンは難しい?
こんな風に思った事はないですか?

高単価サロンは都会でしか通用しない

田舎では無理!
僕も開業当時は当然のようにそんな風に思っていました。
だから、50分2800円という破格でスタートしたんです…^^;
セミナーに参加しても
『売上を上げるためには単価を上げましょう!』

都会だからそう言えるんだよ…北海道の田舎では無理だよ…
何度も、何度も何度もそう思っていました。
でも、ある時に「安いから行く」人もいれば、「安いと不安」という人もいる。という事に気付いたんです。
価格に対する感覚って、人それぞれなんです。
人口が少ないし、近所に安いお店もある。
だから値段を上げたらお客さんが来なくなるんじゃないか…。
そんな不安を抱えている方はきっと多いと思いますが、田舎にだって価値をしっかりと感じて対価を払ってくれるお客様は存在しているんです。
「安かろう悪かろう」を嫌う層は必ずいる
田舎だからといって「安い方がいい」と思う人ばかりではありません。
実際には「安かろう悪かろう」と感じて、安売り店を避けるお客様も確実に存在します。
あるお客様にこう言われたことがあります。
「安いところも行ったけど、落ち着かないし疲れが取れなかった。だから多少高くても安心できる方を選びたい」
この言葉は僕にとって大きな気づきでした。
田舎でも“安売りは嫌”と考える層は一定数いて、その人たちにとっては高単価サロンの存在自体が救いになるんです。
「安かろう悪かろう」はサロンに限った話じゃない
個人的な話で申し訳ないのですが、先日グラインダーを探しにホームセンターに行った時の事。
まずはじめにホームセンターのプライベートブランドのグラインダーが目に入りました。
価格は4,000円しないくらい。思っていたよりは安いなと感じ、これを購入しようと思いましたが一応他も見てみる事に。
そうするとmakitaのグラインダーが約10,000円であるのを発見。
工具関係に詳しくはありませんが、makitaはそんな僕でも知っている超有名メーカーです。
スペックを見比べて見るとホームセンターのPBグラインダーの安さを納得するくらいの差がありました。
最終的に僕が購入をしたのはmakitaの10,000円のグラインダーでした。
今後DIYをする予定もないので今だけなら4,000円のグラインダーで事足りたかもしれませんが、makitaブランドの安心感と安いだけで使い物にならなかった時の後悔を考えると2倍以上高いmakitaの方が魅力的に感じたのです。
今回はコンセントを挿すタイプを購入しましたが、makitaの充電式のグラインダーは更に倍の23,000円でした。
店頭では「高いな〜、自分には必要ない」と思いましたが、実際に使ってみると「充電式の方が良かったな」と感じたんです。
ただ高いのではなくて意味がある高単価なサービスを提供出来れば良いという事なんです。
高単価サロンが少ないからこそ差別化になる

「田舎で高単価は無理」と思い込むサロンオーナーが多いため、実際に高単価で挑戦しているサロンはほとんどありません。
その結果、田舎のサロンはどうしても「安さで競い合うお店」が中心になります。
クーポンサイトの代表格のホットペッパービューティでも安いクーポンが目立ちますよね。
そうなると「価格が全てではなく、価値や体験を大事にしたい」と考える人が行き場を失ってしまい、自分に合ったサロンを探すようになるわけです。
そんな状況だからこそ、高単価でも“ちゃんと信頼できるサロン”はすぐに見つけてもらえるし、一度選ばれたら強い支持を得やすい。
実際に僕自身も、「ここに出会えてよかった」と言ってくださるお客様に何度も救われてきました。
実はブルーオーシャンな田舎の高単価サロン

もちろん都会と比べれば、田舎の市場規模は小さいです。
母数が少ない分、「お客様の数」だけを見れば不利に感じるのも無理はありません。
これは逆に言うと都会はライバルが多いという事でもあります。
そして低単価店も多いですが、高単価店の比率も田舎より多くなります。
田舎で高単価サロン。
実はこれだけで目立つ事が出来るんです。
もちろん、価格に納得して頂ける技術やサービス、時間の提供をする必要がありますが、群雄割拠の安売り戦争が行われている中で来て欲しいお客様と巡り会えるブルーオーシャンだったりするというわけなんです。
成立させるための視点
田舎で高単価でやっていくうえで大切なのは、高い料金に見合う理由を体験全体で作ることです。
技術の高さは大前提として、
- 来店までの安心感
- カウンセリングの丁寧さ
- 空間の雰囲気
- 施術後の提案やフォロー
こうした要素が積み重なることで、「ここなら安心できる」と感じてもらえます。
田舎では特に“特別感”が大きな価値になるので、ここを整えれば高単価はむしろ武器さえなるとも言えます。
まとめ
田舎で高単価は難しい?
僕の答えは「難しさはあるけれど、大きなチャンスが眠っている」です。
• 「安かろう悪かろう」を嫌う層は田舎にも必ずいる
• 高単価サロンが少ないからこそ差別化になる
• 市場規模は小さいが、ブルーオーシャンになる
• 成立のカギは“安心できる体験”を整えること
僕自身、最初は「田舎では無理」と思い込んでいました。
だから50分2800円という弱気な価格設定から始めてしまったんです。
でも、実際に何度も値上げに挑戦してみたことで、田舎だからこそ安心や信頼を重視するお客様が確実に存在し、その方々にとって唯一無二の存在になれれば田舎でも高単価が無理じゃないと感じています。
自分の時間を消費している割に対価が少ない低単価は1人サロンにはオススメ出来ません。
「田舎だから」という理由で挑戦を止めてしまうのは、本当にもったいないことです。
高単価を求めているお客様はすでにいて、あなたの一歩を待っているのです。
次の一歩を踏み出すかどうかで、未来は大きく変わります。